学期末に持ち帰る通知表。
ご覧になるとよかったこと、気になることがたくさんあると思います。
元教師から、通知表の見方をお伝えします。
1.教科の成績
ご存知の方も多いと思いますが、今は「できる」という評価がついていれば相当程度の学力が付いているという意味になります。よほど努力をした、優秀であった場合のみ「よくできる」に印が付いている場合があります。また「がんばろう」という評価についても何らかの根拠があってつけられていますので、どんなことが評価されたのか(されなかったのか)について懇談会で説明があったことと思います。
「がんばろう」については、どのような理由でつけられているか、確かめてみましょう。
通知表の項目は ⓵意欲や、学習への態度 ⓶知識や学習内容の理解度 ⓷知識を生かして応用したり活用したりする力
について分かれている場合が多いです。
⓶は、主にテストが重視される場合が多いです。また、テスト内容に⓷が含まれている場合も多く、テストの点数を⓶と⓷の項目別に評価していることがほとんどです。それに加えて、授業の様子やノートの記述などが加味されます。
⓵については、授業中の態度や提出物(出した・出さない)、成果物の良しあしが評価される場合が多いです。
通常は、よほどでなければ「がんばろう」がつかない項目です。
通知表に「がんばろう」がついているお子さまは、「もっと勉強しなさい」という前に、なぜ伸び悩んでいるのか、ということを振り返ってみてはいかがでしょう。
誰よりお子さま自身が困っているはずだからです。
成績が悪い=勉強不足 と捉えてしまうと、もっと勉強をさせなければ、と思いがちですが、視点を変えて困っている原因をみつけて取り除くことが最も重要です。
学習の効果が上がるためには、「聞く力」「見る力」「覚えておく力」「表現する力」「考える力」「読み取る力」・・・と、多くの力を総動員しなくてはなりません。お子さまの力が発揮できない原因は何でしょう。本当に身に着けておくべき力は何でしょう。「急がば回れ」のことわざではないですが、学習の効果を上げるためには、できるだけ小学生のうちに学びのチカラの土台を固めておいてあげてくださいね。
2.行動の様子(行いの様子)
この評価は、「責任感がある」「努力ができる」「分け隔てなく接することができる」「積極的に体を動かしている」などの項目が並んでいるところです。
これは、一人に1つしか〇がついていない場合が多いです。
特によくがんばったところ、という評価なので、他もできていても、〇は1つ。3学期になれば2つぐらいに〇がつく場合もあります。教師をしていた時には、もっとたくさんつけてあげたいのに、と思うお子さんもいれば、「特に」と言われてもどれになるかなと、考えながら付けたことがあります。だから、〇が付いていない項目は評価されていない、と残念がる必要はありません。
その時の様子を見て、素晴らしいと考えられるから〇がつく場合と、本人の苦手なことだけれど今学期は健闘していたと考えられるので〇がつく場合があります。
先生が変わっても同じところに〇がつく、というお子さんは、揺るがない長所として温かく見守ってあげてください。「ここにしかつかない」ではなく、「誰が見てもここがよいとほめてもらえる(長所)」です。
さて、いよいよ夏休み。
有意義にお過ごしください。



